\知ることから始まる!/
地球にやさしい意識の啓発活動から始まり様々な社会問題や環境問題について分かりやすく発信しています。
人との繋がりや交流を通して今世界で起きていることをより知るとさらに人や環境への思いやりが生まれ、一歩一歩自分達に可能な活動や努力の継続に繋がっていくと考えています。NPO HAPPY PLANETは人種・年齢・国籍・性を超えて地球にやさしいマインドを持ったコミュニティを広げていきます。
そして、思いやりを通じて大きな世界が村のような感覚で繋がっていくことを目指していきます。
Welcome to Happy Planet!
「情報提供」、「行動への一歩」、「ネットワーク作り」が私たちの3つの活動の柱になっております。
環境と社会問題について知るきっかけを作る活動をしております。
ごみ拾い、上映会、服の交換会、国際交流、ベジタリアンのランチ会など、毎月3~4つの楽しいイベントを開催しています。
「NPO HAPPY PLANET」は、地球に優しいコミュニティを作り、環境問題・社会問題に対し、意識啓発活動を行い、それらの解決に寄与することを目的として、ドイツ、ベルギー、日本出身の3人の若者が設立した非営利活動法人で団体である。
「NPO HAPPY PLANET」は、多様性を認め合い、誰一人取り残さない平等な世界を目指し、人種・年齢・国籍・性別を超えて地球に優しいマインドを持ったコミュニティを広げながら、思いやりを通じて大きな世界が村のような感覚で繋がっていくことを目指している。
2022 年 9 月(2021 年ごろより任意団体として活動を開始)
フンク カトリン(代表理事 ドイツ出身)、
デレイク ヤスミン(理事 ベルギー出身)、
富田美咲(理事 日本出身)
SDGs や、温室効果ガス削減を目指すパリ協定など、今、世界や日本で起きている様々な環境問題や社会問題について、ひとりでも多くの人に知ってもらうこと、そして、ひとりひとりがどんなことにどうやって取り組んだらいいのか、できることを見つけて行動してもらうことを目指し、様々なイベントの開催とインターネットによるわかりやすい情報発信を行っている。
【主な事業】
・CITY CLEAN UP 名古屋市内ごみ拾い
・THE GREEN SCREEN ドキュメンタリーの上映会
・地球カフェ 社会問題について気軽に話し合う会
・CLEAN CUISINE 名古屋の美味しいベジフードを食べてみましょう!
・BEACH CLEAN UP 海岸(知多半島や蒲郡市)のごみ拾い
・服の交換会
・その他
事務局: 〒450-0001
名古屋市中村区那古野 1 丁目 44 番 17 号 嶋田ビル 203 室
TEL:0808372247
代表理事であるフンク カトリンさんがかつてホームスティをしたことのあるフィリピンのレイテ島を 2013 年に巨大な台風が襲い、甚大な被害が生じ死者も多数出た。フィリピンのような発展途上国に暮らしている人たちは自然とともにある暮らしを送っており CO2 をほとんど排出していないにもかかわらず、地球温暖化の影響を最も受けてしまっていること、自分のような先進国に暮らす人々が多くの CO2 を出してきたことが世界の反対側に住んでいる人々に大きな犠牲を強いる結果を招き、幸せを奪ってしまっていることに気づいた。それまでは気候変動や環境問題は、政治家や企業が取り組む問題と思い込んでおり、初めて自分が地球温暖化とつながっていることを感じた。このことがきっかけとなり、プラスチック製品をできるだけ使わないようにしたり、再エネに切り替えたり、食生活をヴィーガンにするなど、自分自身の暮らしを地球により優しいものに変えていった。
そうするなかで、1.5℃の目標年である 2030 年まであとわずか 7 年しかないことを知り、家の中でひとりで取り組むだけではなく、外に出て仲間とともに、もっと多くの活動ができるのではないかと考え、スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんが始めた「Fridays For Future」の活動を名古屋でも行おうと、高校生、大学生とともに「Fridays For Future(FFF)NAGOYA」を立ち上げ、マーチを行なったり、企業に働きかけを行ったりした。
「Fridays For Future」は学生中心の活動であることから、社会人 の人たちとも一緒に活動したいと考え、まずは少しでも多くの人に 環境問題について知ってもらおうと、デレイク ヤスミンさん、富田美咲さんとともに「HAPPY PLANET」(任意団体としてスタートし、2021 年に特定非営利活動法人として認証)を立ち 上げ、楽しく気軽に参加できるチャリティイベントを開催するなど、地球に優しいマインド や行動を広める活動を行っている。
「NPO HAPPY PLANET」の特徴は、思いやりや優しさを大切にしていること。たとえば、服 の生産者の顔が見えていたら服をもっと大切にするようになるように、みんなが環境や人、 社会に対する思いやりを持てば、行動が変わるという思いで活動を行っている。
「やめましょう」、「間違っている」と人を否定したり、厳しい言葉や態度で自分の考えを押 しつけたり、我慢を強いたりするのではなく、また、完璧や「ひとりの 100 歩」を求めるの ではなく、みんながお互いを認め、前向きな言葉を掛け合い、笑顔で楽しみながら「みんな の 1 歩」を広げていくことを目指している。環境活動を意識の高い人が行うこととして敬遠 するのではなく、楽しいこと、かっこいいことに変えていきたいという思いで活動している。
「NPO HAPPY PLANET」は、行動の柱として以下の3つを掲げている。
① 情報提供(Getting to know)
行動してもらうためには、まず、SDGs のような、私たちがその解決 に貢献できる社会・環境課題を知ってもらうことから始める必要がある と考え、定期的にセミナーやミーティングを開催し、情報提供を行って いる。
② 行動への一歩(Calling for Action)
具体的なアクションにつながることを目指し、問題が大きすぎて何をし たらいいのかわからないという人たちに個人でできることを紹介したり、 企業や行政に働きかけを行ったりしている。
③ ネットワーク作り(Building a Network)
同じ志を持つ仲間と出会うこと、一緒に行動することが、次のステップ や大きな成果につながるという考えのもと、現在と次の世代のために持続 可能な未来を創りたいと願う人々に力を与えるネットワーク作りに取り組 んでいる。
「NPO HAPPY PLANET」では、市街地や海岸でのごみ拾い(CITY CLEAN UP、BEACHCLEAN UP)、環境や社会問題をテーマとしたドキュメンタリー映画の上映会(THE GREEN SCREEN)、ベジフードを食べる食事会(CLEAN CUISINE)、環境問題や社会問題について意見交換を行う会(地球カフェ)、服の交換会など、気軽に参加し楽しめるイベントを毎月 4~5回開催しており、過去 1 年間に 50 回以上のイベントを開催している。
イベント開催の告知は、「NPO HAPPY PLANET」 の HP や SNS(facebook、Instagram、LINE 等)で行っている。
イベントには、20 代~30 代を中心に、小学生からお年寄りまで幅広い世代の参加がある。毎月同じイベントに参加する人が多い一方で、複数のイベントに参加している人も多い。
① CITY CLEAN UP 名古屋市内ごみ拾い(毎月 1 回)
毎月第4週目の土曜日に、名古屋市の久屋大通りから白川公園でごみ拾いを行っている。 朝 10 時に久屋大通公園のテレビ塔北側に集合し、白川公園まで散歩をしながら 11 時頃まで ごみ拾いを行い、その後、参加者でどんなごみがどれくらいあったのか、どうしたら街のごみ を減らせるかといった話合いの場を持っている。 2022 年は 1 月~12 月の間に 12 回実施し、年間で合計 200 名の参加があり、およそ 600kg のごみを回収している。
② THE GREEN SCREEN ドキュメンタリーの上映会(毎月 1 回程度)
名古屋市内のカフェを会場またはオンラインで、環境問題や社会問題(ジェンダー平等、LGBTQ に関わる問題、情報格差の問題等)をテーマとするドキュメンタリー映画の上映会を行い、参加者で感想や行動への一歩に向けたアイデアなどの意見交換を行っている。これまでに、「不都合な真実」、「地球が壊れる前に」などの上映を行っており、2022 年は 1月~12 月の間に 10 回開催し、年間で合計 150 名の参加があった。
③ 地球カフェ(毎月 1 回)
毎月第 3 金曜日に、名古屋市内のカフェを会場に、環境問題や社会問題など、毎回ひとつのテーマについて気軽に話し合う場として地球カフェを開いている。地球に優しくありたいというマインドを持っている人たちが繋がる場として、また、お互いを否定せず様々な意見を聞き、理解し合う場としている。2022 年は 1 月~12 月の間に 12 回開催し、年間で合計 200 名の参加があった。
④ CLEAN CUISINE* 名古屋の美味しいベジフードを食べてみましょう!(毎月 1 回)
地産地消、プラントベース等、環境に配慮した食を提供している愛知県内のレストランを紹介するとともに、実際に食を楽しむイベントとして毎月行っている。2022 年は 1 月~12 月の間に 12 回開催し、年間で合計 100 名の参加があった。
*CUISINE:フランス語で料理や食事を意味する言葉
⑤ BEACH CLEAN UP 海岸(知多半島や蒲郡市)のごみ拾い(年 2~3 回程度)
愛知県の知多半島(内海、野間)や蒲郡市の海岸において、海辺の散歩を楽しみながらごみ 拾いを行っている。BEACH CLEAN UP のイベントは、環境に優しい食を楽しむイベントである CLEAN CUISINE のイベントとあわせて行っている。 2022 年は 1 月~12 月にかけて 3 回実施し、合計 90 名の参加があった。
⑥ 服の交換会(年 2~3 回)
ライフサイクルの短いファストファッションの増加により、衣類も環境を汚す要因のひとつとなっていることから、もっと服を大事にしてほしいとの思いのもと、季節の変わり目などに服の交換会を行っている。
⑦ セミナー・講演会の開催、参加
環境活動家や専門家、環境活動に力を入れている企業関係者等を講師に招いてセミナー、講演会、トークイベントを行っており、今後、実施回数を増やしていきたいと考えている。また、他の団体が主催するトークイベントにも積極的に参加している。
⑧ ワークショップの開催
今日から取り組める地球に優しい生活の提案として、「ミツロウラップを自分で作ろう」、「Tシャツでトートバッグを作ろう」、「電気を自分で作ってみよう」、「Tシャツを自分で染めてみよう」など、講師を招いて様々なワークショップを開催している。
⑨ オンラインイベントの開催
パブリックコメントを書いてもらうキャンペーン:政府や地方自治体が行っているパブリックコメントについて情報提供するとともに、その書き方を一緒に学ぶワークショップを開催している。
フェアトレード消費者アクション:チョコレートの原材料であるカカオ豆の生産農家の多くが極端な低賃金、長時間労働、児童労働、貧困などの問題を抱える中、チョコレート会社に対してフェアトレードの商品を導入してほしいと呼び掛けるオンラインイベントを2021 年2 月から行っている。「NPO HAPPY PLANET」のHP に、日本の大手チョコレート会社やコーヒー会社等の問い合わせ窓口へのリンクと呼びかけ文書のテンプレートを掲載しており、これまでに100 名以上の参加があった。
⑩ 行政への働きかけ
名古屋市長へゼロカーボンシティ表明の要望書提出:「NPO HAPPY PLANET」は、名古屋市内で活動する5つの市民グループ(Green Journey、地球ハグ倶楽部、Fridays For Future Nagoya、どえりゃあWings、オーガニック名古屋市政の会)とともに、名古屋市役所を訪れ、河村たかし市長に2050 年の二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)を表明するよう、要望書を提出した。 (2022.3.13 中日新聞)
愛知県ゼロカーボンシティ表明に伴い知事を表敬訪問:「NPO HAPPY PLANET」は、地球環境を守る活動を行っている名古屋市内の4つの団体(Fridays For Future Nagoya、どえりゃあWings、Green Journey、地球ハグ倶楽部)とともに、2022 年12 月26 日に、ゼロカーボンシティ表明に際して、脱炭素社会の実現に向けて、生態系に影響を及ぼすメガソーラーやイメージだけの取組みではなく、実のある政策によってその取り組みを加速してほしいと要望した。
⑪ その他
環境デーなごやへの出展:市民・事業者・行政の協働のもと、よりよい環境づくりに向けて具体的な行動を実践する契機とするために2000 年から行われている「環境デーなごや」に2021 年から出展している。
ウクライナ物資支援:ウクライナ国内の団体と連携を取りながら物資を届ける活動を行っている。
Web コラムの発行:年4回、様々な社会問題・環境問題、そして私たちができることをテーマに、Web コラムを発信している。
愛知県を環境先進県に
愛知県は日本で最もCO2を出している県であり、愛知県が環境先進県になる意義と効果は非常に大きい。将来的には「NPO HAPPY PLANET」の活動を県外にも広げたいと考えているが、まずは愛知県が環境先進県になることを目指し、行政、企業、消費者、みんなの意識が変わって行動につながるよう貢献したい。
みんながほっとでき、みんなで成長できる場づくり
「NPO HAPPY PLANET」のイベントを実施し、地球に優しい生活をする人が増えるようにするだけではなく、「NPO HAPPY PLANET」のイベントが、参加者同士で情報交換することによって人間として成長できたり、仲間を見つけてほっとできたり、優しい気持ちになれ、自分らしくいられる場にしていきたい。、また、何かやりたいと思っていてもなかなか一人では行動できないでいる人のお手伝いをしていきたい。
企業に対して
環境活動に取り組んでいる企業を称賛したり、紹介したりする活動をしていきたい。また、企業にとって消費者の声が届くことは嬉しいことと考えられるため、2021 年から行っている「フェアトレード消費者アクション」のように、消費者のパワーを引き出し、消費者の声を企業に届けることで、企業の環境活動への取り組みを促していきたい。
環境団体間の横のつながりの強化
愛知県内には環境団体がいくつもあるので、その活動の波を大きくし、行政に声をしっかり届けるためにも、団体間の横のつながりを強くしたい。団体同士がつながることで、それぞれの負担を軽減することができると考えている。
活動資金の確保
活動を継続していくための資金の確保が課題となっている。イベントを有料にすると参加へのハードルを上げてしまうことにつながるため、誰でも気軽に参加できるよう無料で行いたいと考えており、イベントの参加者それぞれの思いで活動を支援をしてもらうためのドネーションボックスを設けることも考えている。
上記の文章は、環境省が実施する令和4年度地域における地球温暖化防止活動促進事業の一環として、民間団体等が行う地球温暖化防止活動の実態調査報告書からの引用です。このレポートは、NPO法人HAPPY PLANETがヒアリングを受けた結果作成されました。
NPO HAPPY PLANETの代表。
1995年ドイツ・ベルリン生まれ、日本在住7年目。
上智大学/ベルリン自由大学卒業。
日本特殊陶業株式会社のサステナビリティ推進ストラテジスト。
Fridays For Future名古屋の立ち上げメンバー 。
2021年朝日地球会議のパナリストとして出演。
2022年大府市長との環境政策についての有識者懇話会に登壇。
中日新聞、朝日新聞、BSテレ東、ジャパンタイムズなどメディア出演。
当社のロゴマークは、アメリカの昔話から着想を得ました。ある日、森で大きな火事が発生しました。怖がって家を飛び出した動物たちは、森から逃げ出しました。小川のほとりで立ち止まり、火事を見つめ、落胆し、無力感を感じました。
しかし、小さなハチドリは自分の家を守り続けました。ハチドリは小川に飛び込んで、数滴の水を拾い、森に入って火を弱めようとしました。何度も何度も小川に戻り、同じことを繰り返しました。
他の動物たちは「気にするな、火は大きすぎる、あなたは小さすぎる、くちばしも小さい、たった一滴では火を消せない」とハチドリを諦めさせようとしました。しかし、ハチドリは「私にできることをやっていきたい」と言い、諦めませんでした。
この話は、現在の気候変動問題にも通じるものがあると思います。私たちもハチドリのように、自分にできることを積極的に行い、少しずつでも良い未来を作ることができます。みんなが一緒に努力すれば、まだ気候変動を防ぐことができるはずです。
1人の100歩よりも、みんなで一歩ずつ進んで、明るい未来のために頑張りましょう!